この町が教えてくれた事

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FBにリンクを貼ったのでそこからきてくれた方のためにもう一度先週のことをお話ししたいと思います。

先週の日曜日のことです。

毎週日曜日にいつもくる常連のお客さんに心無い言葉をかけられてとても傷つきました。
先週彼が私にその言葉を言った時に、私は上手く聞き取れずに聞き返そうとしました。彼の様子からはとても面白そうなジョークを言ったように思えたので、私も笑顔でいました。

ところが。

『彼女に失礼ではないですか。』
と、一緒に働いていたスタッフがその男性客に抗議したのです。その後、その男性客の『俺にそんな口の利き方をする奴は絶対に許さない、表に出ろ!』という怒鳴り声と同僚の『店内で人種差別的は絶対に許されませんよ』と抗議する声で、私は何が起こったか分からないまま動けずにいましたが、のちにマネージャーからその男性が『早く中国へ帰れ』と私に言ったのを聞き同僚が男性を諌めたのだと聞きました。

とても小さな町ですから、こんなことが起これば町の多くの人が知ることになります。私は、『1人いれば2人も3人も、いや100人も、同じような考えの人がいるのかもしれない』と、次の日から外を歩くのが怖くなりました。

何よりも悲しかったのは、すっかり自分を受け入れてもらえていると思っていた町の人にそんなことを言われたことでした。その男性は、私が彼のアクセントをうまく理解できないのをいいことに、私に言いたい放題言っていたのです。

町に出るとみんなが私を見ているような気がしました。ずっと下を向いて歩くようにしました。彼やその友人たちにばったり会って何か因縁を付けられるのではないかと、怖かったからです。

けれど、すぐにこの町は私が怖れていたような町ではないことがわかりました。

翌日、街ですれ違った知り合いには、『大変だったわね。最低な人のせいで悲しく毎日を過ごさないで』と声をかけてもらいました。FBでも、たくさんの温かいメッセージをいただきました。

そして落ち込んですっかり気づけていなかったけれど、私の同僚もとても勇気のいる行動をとってくれたのだと気がつきました。私は理解していなかったし、聞かないフリも出来たはずなのにそうしなかった事。そして翌日、スタッフから報告を受け、またやってきたその男性の入店を断ったマネージャーにも感謝です。

男性は、『俺の話も聞いてくれ!お前のスタッフが俺に失礼なことを言ったんだ!だから俺が言い返したんだ』と言ったそうですが、マネージャーは、『何を言ってるの!YUKINOはうちのスタッフで1番失礼から程遠い子よ!』と追い返したというのを、楽しいおしゃべりだったわ!と話してくれました。『この先も侮辱されて肩を落として家に帰らないのよ。胸を張っていなさい』と言ってくれた事も胸にしみました。

こんなことだっていつか起こると思っていたのに、実際起きてみて、信じられないほど傷ついたし、自分が日本で他人の差別について鈍感だったなと深く反省しました。人種差別は健康的で前向きな気持ちを一瞬で殺してしまうこと。私は存在を認めてられていないのだと、そんな気持ちにさせられます。

日本では人種差別的な発言は西洋諸国に比べてタブーではないような気がします。私も聞かないフリしてたこともあったように思います。

この町が今回私にしてくれたことに、大変感謝しています。そして早く成長してこの町や国の役に立てる存在になりたいとそう思わされました。皮肉にも、1人の差別的な発言で家族や友人に私がこんなにも大切にされているんだと、気づかされました。

今回ばかりは本当にくじけそうになったけれど、やはりどんな悪も正義には勝てないんだと実感しました。私もたくさん愛を分け与えられる人になりたいなと。そして日本にいる方々にもこの街の方々の姿勢を知っていただきたいと思い、お話ししました。日本が遅れているとかそういうことが言いたいのではなく、日本でもしあれ?と思うことに出くわしたら、一言でも声をかけてあげたらその方はきっと救われると思うんです。

長くなりましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊

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